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2005年05月31日

「館という名の楽園で」を読んで。

註)ネタバレあり。

4396330529.jpg
歌野晶午の「館という名の楽園で」を読みました。

150p程の中篇と言う事もあり1日で読破。

この作品では殺人は一切起こりません。
”殺人トリックゲーム”いわゆる”ごっご”です。

で、そのゲームの犯人役もすぐバレます。
要はこの作品は”フーダニット”ではなく”ハウダニット”です。
(文中の言葉引用)
だけど、意外なラストは”ホワイダニット”

バッドエンドなんだけど、このプロットなら、この終わり方しかないかな?と思わせる出来です。
だからこそこれを中篇で終わらすのは勿体無いなぁとも思った。
もう少し肉付けすれば長編でも充分絶え得ると思うし。
まあ、贅沢な使い方だね。

posted by tusky at 02:54| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年05月19日

「生首に聞いてみろ」の感想。

実は買ってから3日程で読み終わってました。
なんせ、待ちに待った法月綸太郎10年振りの長編※1)だったんでね。

一応、法月綸太郎もオレが高校、大学時代に読み漁った所謂”新本格派”※2)の一人だし。

で、読んだ感想なんですけど、これが「このミステリーがすごい!」2005年版弟1位?って感じだな。
余程、ミステリ不作の年だったのかな?
まあ、この話自体は良く出来てるとは思うよ、確かに。
でもこれが年度代表って事は無いでしょってオレは思うね。

話も全体的に地味だし、殺人のとこは「誰彼」と同様で、終わり方も法月が前回スランプに陥る原因になった「頼子のために」ぽいので、法月ヒストリーって感じな作品っちゃあそうなんだけどね。

オレはこの作品よりは、やっぱ「頼子のために」&「ふたたび赤い悪夢」の二部作のが好きだな。

でも、10年振り戻ってきたってゆう意味においては、「生首にきいてみろ」も重要な作品と言えなくも無い。

と言う訳で、次回作への期待も込めて星3つくらい。
だけど、次回作も10年後だったらかなり嫌だ。

※1)多分、10年前に出したのは「二の悲劇」だった筈。
※2)1980年代後半にデビューした綾辻行人、歌野晶午、法月綸太郎、我孫子武丸、有栖川有栖らを売り出す際に出版社が付けた名称。明確な定義はないと思うし、誰までが新本格派かってのは、当の本人もわからない希ガス。

posted by tusky at 23:26| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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